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五十肩について

2018.12.02 ブログ

腕が上げられない、後ろに手を回せないなどの

いわゆる五十肩と呼ばれている、肩関節周囲炎が増えています。

 

五十肩(肩関節周囲炎)は肩の関節が固まってしまうことによって、

腕が上げれなくなったり、後ろに手を回せなくなったりする疾患です。

 

肩関節の動かしづらさや痛みを訴えてこられるのですが、

こちらからの治療の方針を説明する上で、

以下のことをよく患者さんにお話しします。

「痛みが悪化しない範囲で、関節が固まらないように、動かしてください。」

このように、痛みがあるにもかかわらず、関節を動かしてくださいということを、

説明しているわけですが、

患者さんにとっては、非常に苦痛なことを強いることになります。

 

そこで、五十肩(肩関節周囲炎)が、どういう怪我であるのかをご説明して、

皆様に、どうして痛みがあるのに運動しなければならないのかについて

ご紹介したいと思います。

 

よく耳にする「五十肩」という怪我は医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれます。

この「肩関節周囲炎」ははっきりと原因のわかるものもあれば、

いまひとつ原因がはっきりしないものもあります。

 

肩関節周囲炎が痛みだけでなく、

関節が徐々に動かなくなってしまう状態を「肩関節拘縮」といいます。

 

原因が明確になっている場合は、

その原因を改善することで症状を緩和します。

一方で、はっきりした原因がなくて徐々に肩が動かなくなってしまう場合もあります。

これを一般に「五十肩」といいます。

 

以下で「五十肩」の時期における治療についてご説明したいと思います。

 

下の絵は肩を前から見た図です。

ピンク色で示した部分が主に「五十肩」で押さえた時痛い部分です。

上の図のように、一か所ではなく、数か所にわたって痛みがある場合が多く見受けられます。

 

肩の後ろ側から見た時に痛む部分が上の絵のピンク色の部分です。

肩の関節だけに限らず、肩甲骨や脊椎に近いところまで押さえて痛い部分があります。

 

 

 

肩関節は上の図のような3つの靭帯によって支えられています。

さらに、この周りには筋肉などが存在しています。

上の図の一番下の靭帯は下にc字型になっていて、

腕を下におろしているときにはゆとりがあります。

 

腕を上げていくときには、

緊張して上腕骨が下へずれ落ちないように支える働きがあります。

 

ところが、一番下の靭帯が緊張した状態ができると、

動きにゆとりが無くなり、

腕を上げた時に引っ張られるような感じになって、

腕を上げようとすると動かなくなったり、

痛みが生じたりします。

この状態が「肩関節が固まった」状態です。

 

この緊張がどうして起こるのかはいまだに不明な部分があるのですが、

病理学的に「繊維化」といって硬くなってくるのではないかといわれています。

緊張は1つの靭帯だけに限らず、

他の靭帯や滑液包にも影響が出て、

「瘢痕化」と呼ばれる硬い組織に変化するといわれています。

ですので、肩の周り全体が硬くなってしまって、

「肩関節拘縮」が起こるといわれています。

しかし、肩を動かすゆとりが無くなっているだけで、

骨には異常がありません。

ですので、一般にレントゲンを撮ってもレントゲンは骨だけを写しだすので、

異常は見つからない場合がほとんどです。

 

では、五十肩にはどのような症状がみられるのでしょうか?

実は五十肩の時期によって症状は変化します。

 

 

それについては次回続きをお伝えいたします。

 

 

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ちとふな中央整骨院