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五十肩について②

2018.12.02 ブログ

前回に引き続き五十肩についてお伝えいたします。

 

 

まず初期の段階「筋痙縮期(きんけいしゅくき)」では

炎症が強い時期であるので、鋭い痛みが発生します。

その痛みが筋肉のけいれんを引き起こし、さらに痛みを増加させてしまいます。

 

ですので、この時期の治療としては、

痛みどめなど、炎症を抑える治療が有効とされます。

痛みが強いこの時期には筋肉を無理に動かそうとして、

筋肉のけいれんを増強してしまうことがあるので、

無理に動かすのはあまりお勧めできません。

 

 

上の時期を過ぎると「筋拘縮期(きんこうしゅくき)」がやってきます。

この時期になると、肩を動かした時の痛みは多少和らぎます。

しかし、肩が硬くこわばってしまい、動かせる範囲が制限されてしまいます。

 

この時期では肩の痛みが強くならない範囲で動かしていくことが大切です。

日常生活でも、無理な肩関節の動作は避けて、

動かせる範囲で動かしていくことが大切です。

 

 

さらに、時期が進んでくると「回復期」へ向かいます。

この時期にリハビリを徹底的に行って、

一早く肩関節の柔軟性を取り戻す必要があります。

回復に向かう時期なので、

リハビリが重要になってきます。

 

 

では、それぞれの時期にどのようにリハビリすればいいのでしょう?

図の左側緑の丸の中にある「急性期」の場合には、

筋けいれんが強く痛みも強いでので、テーピングや周囲筋の柔軟性向上で

少しでも痛みを起こさないようにすることが大切です。

 

図の右側オレンジの丸の中「慢性期」に向かい、肩が動かなくなってくると、

徐々に動かして肩の可動域を広めることが大切です。

この時期になると、痛みも少し和らいでくるので、温めることも有効です。

慢性期には肩を冷やさないように注意して、

夏の時期でも直接肩にクーラーの風などが当たらないようにしましょう。 

 

また、全身のリラックス効果も含めて、

ゆっくりお風呂に浸かって肩を温めることもお勧めです。

 

 

温めるということのほかに、肩を守るという方法もあります。

この考え方は、腕は肩にぶら下がっている仕組みになっていて、

肩関節には常に腕の重みが負荷になって掛かっていると思ってください。

ということは、この負荷を除去してあげると、肩は楽になるということです。

ですので、肩に腕の重みや荷物の重みがかからないようにしてあげましょう。

 

急停車などで、急に握り棒をつかんだ場合などには、

肩に大きな負担がかかります。

こういったときに五十肩の人は、肩に鋭い痛みが走ります。

通勤時にこういったことで痛い思いをされた方も多いことと思います。

握り棒をもつ時などは、

なるべく肘を締めて肘を体に近い位置にして持ってください。

肘を締めることで、引っ張られる力が肩にかかるのを軽減します。

 

鞄を肩にかけるときには、悪い方の肩に鞄をかけないようにしてください。

手提げかばんや、買い物袋なども、良い方の手で持ってくださいね。

 

また、キャリーバッグを引くことも肩の負担になります。

押すことができるキャリーバックだったら、

引っ張ることよりも、押すことをお勧めします。

 

また、お買物のときには、カートを使用することをお勧めします。

 

また、物を肩より上の位置に置く時には、下に台を置いてその上に乗り、

腕が袖口より上に上がらないように注意しましょう。

 

 

では、寝るときにはどういった姿勢が楽なのでしょう?

 

バスタオルなどを2~3回折りたたみ、左の図のように腕の下に置きましょう。

こうすることで、腕の重みで肩が下に引っ張られることを防ぎます。

 

 

また抱き枕などを抱えるようにすることで、腕を体の方に安定させ、

肩に腕の重みがかからないようにします。


このように、寝るときにも工夫をしてあげることで、

就寝時の痛みを和らげることができます。

 

 

五十肩になると、突然ギックっとした鋭い痛みが肩を走ります。

しかし、どういったときに痛みが生じるのかを考えて、

そういった姿勢や動きにならないようにすることで、

痛みの発生を防ぐことも可能になります。

 

五十肩(肩関節周囲炎)が発症すると、痛みが生じます。

痛みがあるからといって、全く肩関節を動かさないようにしていると、

徐々に肩関節は動かなくなってしまいます。

その結果、髪をとく動作や、ズボンの後ろポケットに手を入れるなどの

日常生活動作に支障をきたすことになります。

 

 

 

ですので、こちらからの治療の方針を説明する上で

「痛みが悪化しない範囲で、関節が固まらないように、動かしてください。」

と説明させていただいております。

 

 

 

 

また何かわからないこと、不安なことなどありましたら

いつでもお気軽にご相談ください!

 

 

世田谷区 地域一番院

ちとふな中央整骨院