変形性膝関節症について
変形性膝関節症は男女比は1:4で女性に多くみられ、
高齢者になるほど罹患率は高くなります。
主な症状は膝の痛みと水がたまることです。
初期では立ち上がり、歩きはじめなど動作の開始時のみに痛み、
休めば痛みがとれます。
中期になると、正座や階段の昇降が困難となり、
末期になると、安静時にも痛みがとれず、変形が目立ち、
膝がピンと伸びず歩行が困難になります。
原因は関節軟骨の老化によることが多く、肥満や遺伝子も関与しています。
また骨折、靱帯や半月板損傷などの外傷、化膿性関節炎などの感染の後遺症として
発症することがあります。
加齢によるものでは、関節軟骨が年齢とともに弾力性を失い、
遣い過ぎによりすり減り、関節が変形します。
予防として、太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)を鍛えることや
正座をさける、膝をクーラーなどで冷やさず温めて血行を良くする
などがあります。
太もも前の筋肉(大腿四頭筋)の筋トレ①
・負荷の小さい方法
両手でイスのふちをつかみ、浅く腰かけます。
一方の脚は膝を曲げて床につけます。
もう一方は足首を90度に曲げて前に伸ばし、
伸ばした方の脚をゆっくりと上げ、床から10cm程度のところで止め、
そのまま5秒間保ちます。
脚をゆっくり下ろし、5~10秒間休みます。
これを10回程度繰り返し、反対側の脚も同様に行います。
・負荷の大きい方法
イスに深く腰かけ、両手を片方の脚の膝の下で組み、膝を軽く持ち上げます。
太ももに力を入れ、膝をまっすぐに伸ばした状態を5秒間保ちます。
ゆっくりと脚を下ろます。
これを10回繰り返し、反対側の脚も同様に行います。
太もも前の筋肉(大腿四頭筋)の筋トレ②
・負荷の小さい方法
あお向けになり、片方の膝を立てて90度に曲げ、もう一方はまっすぐ伸ばします。
伸ばした方の脚をゆっくりと上げていきます。
床から10cm程度のところまで上げたら脚を止め、そのまま5秒間保ちます。
脚をゆっくり下ろし、5~10秒間休みます。
これを10回程度繰り返し、反対側の脚も同様に行います。
・負荷の大きい方法
あお向けになって両手を頭の後ろに組み、つま先を膝方向に反らして、
膝をしっかり伸ばします。
つま先を反らせたまま、膝が曲がらない範囲で片方の脚を引き上げた状態を
5秒間保ちます。
ゆっくりと脚を下ろします。
これを15回繰り返し、反対側の脚も同様に行います。
他にも何か気になること、わからないことがありましたら
いつでもお気軽にご相談ください。
世田谷区 地域一番院
ちとふな中央整骨院